債務整理中でも借り入れできるのか？

債務整理中に、お金が足りなくなってどうしても借りたいときがあるかもしれません。原則、融資各種、住宅ローンやカーローンの各ローン、クレジットカードなどは、使用することはできません。
債務整理をしたら、融資はあきらめるしかありません。これは当然だと思います。まだ、債務が残っているわけですから、それは無理でしょう。でもなかには任意整理中でも融資ができますと謳っている金融業者もあるようです。多くの借金をしている方でなくても、住宅を購入したり、自動車を取得するときなどいろいろと大金が必要になるときがあります。そのようなとき、たくさん債務を背負っていない人でも借りることがあるわけですから、債務整理中の人は、住宅ローンや自動車ローンなどの融資を受けなければ、購入できないものです。しかし、債務整理中にはお金を借りることはできません。

さらに最近では貸金業法などの法律が改正になり、借入れ総額が年収の1/3以上になる場合は、貸し出しが禁止されています。これは多重債務者対策ということになっています。そのため今まで以上にお金を借りることが難しくなっています。実際に借り入れをしている金融機関の他からお金を借りようとしても、共通の情報機関を通して、銀行や消費者金融、クレジットカードのキャッシング枠までもわかるようになっているからです。しかし、そういう状況でも融資をしてくれるところもあります。ところが、そのような金融業者は、実際に相談に行ってみると、高金利になっています。ですから、借りることができたとしても返済が不能になることが目に見えており、このような高金利の金融業者から借りてはいけません。債務整理中になんらかの理由でお金が必要になったときには、無理に借りないことが原則ではありますが、どうしてもということであれば、弁護士や司法書士などの専門家に相談してみるしかありません。いずれにしても債務整理中ですと不利な状況にあることは、間違いありません。